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クリニックによって検査結果が一桁異なるのでどちらを信用すればいいのかわかりません
男性不妊専門クリニックでの精液検査では、精子濃度は毎回1000万/ml以上はあるのですが、女性クリニックでは毎回170万/mlくらいしかありません。

治療方針を考える際、一桁異なるので、どちらのデータを信用すればいいのか分からなくなり、困っています。なんでこんなに数値が異なるのでしょうか?

またどちらの数値が正しいのでしょうか?

岡田先生に診ていただきたいのですが、獨協医科大学越谷病院泌尿器科に伺えば、先生に診ていただけますでしょうか?
精液検査の仕方に差があるのだと思いますが、結果としてはよい方の検査所見が正しいと考えます
ご相談内容を拝見いたしました。 まず、男性不妊専門クリニックでの精液検査所見と女性クリニック(ARTクリニック)での精液所見が1桁違っているという件ですが、精液検査の仕方に差があるのだと思います。

男性不妊専門クリニックでの精液検査は、クリニックで採精したか、休みの日に精液を持って行ったのではないでしょうか?

精液検査結果は射精の条件によってかなり大きく異なります。 早朝(仕事に出かける前)は射精の完成度が低く、精液検査の結果は悪くなります。 仕事が終わってからや、休みの日に起きて十分に時間がたっているときの精液検査の結果は良好になります。

次に考えられるのは、精子濃度の測定方法です。 自動測定機(CASA: computer assisted semen analyzer)で測定すると、1000万/ml以下の場合は、200-400%程度の誤差が生じます。 従ってベテランの検査技師さんが、顕微鏡で(目で見ながら)測定する方が正確に出ます。おそらく男性不妊専門クリニックではこの方法で見ているのだと思います。

結果としては、よい方の検査所見が正しいと考えます。

獨協医科大学越谷病院での小生の診察ですが、月曜日にお越しください。受付は10時30分までです。学会等で、休診の場合がありますので、出来るだけ紹介状を持参してください。現在奥様の通院されている、ARTのクリニックからのもので結構です。その際は、総合医療相談部から電話で予約を取ってお越しください。

このお返事が、お役に立てれば幸いです。
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