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自慰のやり過ぎは健康に害はございますか?
自慰のやり過ぎは健康に害はございますか?
大丈夫ですか?
今、28歳です。
マスターベーションは、男性にとっては経膣性交の練習になるわけで、行っていない場合は性交障害の原因になりますが、行う事による弊害はそれよりはかなり少ないものですが、余り刺激の強くない環境でのマスターベーションを心がけてください。
まず、日本人のマスターベーション回数についての調査をお示しいたします。 以下に示すのは、コンドームの製造等で有名な、ジェックス株式会社の調査結果です。



やりすぎがどの程度の回数を指すのかは、明らかでありませんが、50%以上が2日に1回以上のマスターベーションをしていると答えています。 特定のパートナーと定期的なセックスを行っていない男性は、週に3回以上のマスターベーションをしていると考えられます。

マスターベーションは、男性にとっては経膣性交の練習になるわけで、行っていない場合は、性交障害の原因になりますが、行う事による弊害はそれよりはかなり少ないもので、以下に挙げられるようなものがあります。

① ペニスを握る力(グリップ力)が強すぎると、経膣性交で同じような刺激を得ることが難しいため、勃起はするがパートナーの膣内で射精できない。いわゆる膣内射精障害の原因となる。
② マスターベーションの方法が、体の下にペニスをおいて、ペニスに体重がかかるように行ういわゆる床オナの場合も、前述と同じ理由で膣内射精障害の原因となります。
③ さらに、マスターべーションの時に刺激を得るための、材料(オカズ)に問題があります。オーディオ・ビジュアル機器の進歩とネット環境の整備により、簡単に通常の性交では考えられないような過激な内容を含むアダルトコンテンツを視聴できることから、通常の局面での性交意欲(興味)が失われている性交障害の患者さんが増加しています。

以上から、このマスターベーションの回数調査の結果を参考にしていただき、余り刺激の強くない環境でのマスターベーションを心がけてください。
以上、この回答がお役に立てれば幸いです。
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