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クラインフェルターの無精子症はあきらめるしかないのでしょうか?
九州の病院で5年前にTESEを行ったことがありますが、精子が全くいなく細胞も取れませんでした。
無精子症、クラインフェルターの場合、あきらめるしかありませんでしょうか。
私ば48才、妻は43才です。
クラインフェルター症候群のTESEでの精子採取の成績は35歳以降、年齢と共に低下、特に、40歳以上では成績が不良で採取率は20%以下になってしまいます。
ご質問のメールをお送りいただき有りが問いございます。
お尋ねの、クラインフェルター症候群のTESEでの精子採取の成績ですが、35歳以降に年齢と共に低下する事が判っています。特に、40歳以上では成績が不良で、採取率は20%以下になってしまいます。 以下に、Okadaらの論文の精子採取率を示したの論文(Fertil Steril. 2005 84:1662-1664.)の図を示します。


再度のTESEに関しては、初回が経験の豊富な泌尿器科医によって行われた、microdissection TESE(MD-TESE, micro TESE)であれば、2回目に採取出来る確率は相当低いものとなります。
以上、参考になれば幸いです。
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