- 男性不妊治療の副作用について
- 夫の精液の状態が悪く、泌尿器科で検査を受けました。
精液の精子の数や活動率も低く、ホルモンの数値も最低ラインのため、クロミッドを朝夕二回服用することを勧められ服用しています。
医師からはすぐに効果は出ないので半年間くらい気長にやりましょうと言われました。
男性がクロミッドを服用することによる副作用が気がかりです。
教えてください。
- 副作用で特に気をつけなければいけないのは肝機能障害です
- お尋ねの、クロミッドの副作用に関してですが、この薬は男性不妊に保険適応があるものではありません。従って、治療費は自費でお支払い頂くことになります。
この薬は、女性に対して保険適応があります。主に、排卵障害による不妊症、第一度無月経、無排卵性月経、稀発月経に用いられます。女性に投与した場合の副作用として、卵巣肥大による腹部の張りや吐き気・嘔吐(おうと)、かすみ目、食欲不振、肝機能障害、黄疸、頭痛、不安、ほてりなどが見られます。
男性に投与した場合は、卵巣はないので腹部の症状は余り出ません。
多くの人に見られる副作用は、体重増加です。これは、クロミッド服用で、下垂体ホルモンが増加し、丁度思春期のような状態になるため、食用が亢進し食べ過ぎてしまうためにおこります。その他のよく見られる副作用は、便秘になったりニキビが顔や背中に出来たりまします。
副作用で特に気をつけなければ行けないのは、肝機能障害です。
3ヶ月以上6ヶ月程度の長期連用になりますので、服薬開始から1ヶ月ほどで一度肝機能検査(血液検査)を受ける必要があります。
クロミッドの使用方法ですが、1日50mg(1錠)を連日ないしは25日服用5日休薬のスケジュールか、25mg(半錠)を連日服用するスケジュールが一般的です。クロミッド朝夕の2錠であれば、少し量が多いと思います。
ご参考になれば幸いです。
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