- 精索静脈瘤の手術後結果がよくならず、むしろ悪くなっています
- 初めまして。私は結婚して2年経つ29歳女性です。主人は34歳、男性不妊で悩んでおります。長文の相談になりますがお付き合い頂ければと思います。
一度結婚前に自然妊娠したのですが、その時は色々事情があり諦めました。改めて結婚してから子作りを開始し、一度出来たからまたすぐできるだろうと思っていたものの、なかなか上手くいかず、結婚して1年経つ頃に検査をしました。
そこで重度の精索静脈瘤による乏精子症と診断され、精液検査の結果、濃度が50万前後とのことで、顕微受精適用と言われました。そこで顕微受精と並行して昨年4月に精索静脈瘤の手術を行いました。
しかし、結果は全く良くならず、術後3ヶ月経ってからの精液検査では精子数14個という数値が出た時もあり、むしろ悪くなっているような感じもします。
今年に入り、3回目の採卵を行いましたが、その際主人の精子が0と言わました。すぐに再度採精してもららいましたが、やはり0だった為、未受精卵を凍結せざるを得ませんでした。
主治医と相談し、凍結卵子を融解して受精させる時にまた同じ結果になっては困るので精子凍結を何回か行うことになりました。4日後に精子凍結に行ったものの、運動精子が2個だった為、凍結には至りませんでした。
このような場合やはり無精子症になってしまうのでしょうか?
又、最近行った精液検査(2014年11月)の結果では運動精子は39万程度でした。わずか3ヶ月でここまで激減してしまうものなのでしょうか?
お忙しい所大変恐縮ですがご教授頂ければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
- 手術時に尿道に留置されたバルーンカテーテルにより精巣上体や前立腺に炎症が起こり極端に精液所見が悪化することがあります
- 婚前に1度妊娠しているとの事ですので、出産はしていないとしても言わば「第2子不妊」に相当すると考えられます。
この原因の最多(最も頻度の多いの)は、精索静脈瘤です。
精索静脈瘤は、進行性疾患であり、多くの患者さんで時がたつにつれて精液所見は悪化します。しかし、ご相談にあるようにここまで極端に悪化するのは極めてまれです。
そこで、お尋ねしたいのですが、精索静脈瘤の手術はどのような手術をどこで受けたのでしょうか?
手術時に、麻酔の関係で尿道にバルーンカテーテル の留置を受けたりしていませんでしょうか?
と言いますのは、手術時に尿道に留置された、バルーンカテーテルにより、精巣上体や前立腺に炎症が起こり、精子の通過障害が起こっていると、極端に精液所見が悪化するからです。
一度、手術の経過のもう少し詳しい情報をお教えください。
以上のことが、少しでもお役に立てば幸いです。
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