【出演情報】NHKスペシャル「ニッポン “精子力” クライシス」が7月28日(土)に放映されます。

2018.07.25 | お知らせ

7月28日(土)の午後9時からNHKスペシャル「ニッポン “精子力” クライシス」が放映されますのでお知らせします。獨協医科大学埼玉医療センター泌尿器科、リプロダクションセンターが取材協力し、岡田弘教授が出演されます。

テーマは、タイトルの通り、日本人男性の「精子力」の低下について。

何年も前から、ヨーロッパではこの20年ほどで精子の数が少なくなっているという研究報告が、たびたび、なされていますが、昨年、この50年間でヨーロッパの男性の精子数は32%も減っているというショッキングな研究報告がなされています。

ところが、日本人については、欧州4か国と比べても最低レベルにあるとの報告がなされていて、実に6人に1人が、WHOの基準値に満たないという報告もあるとのです。

また、数だけでなく、質の低下、すなわち、精子DNAの損傷が妊娠させる力を低下させることもわかっています。

まさに、「危機的」な状況と言えるかもしれません。

番組では、ニッポンに広がる“精子危機”の実態に迫り“精子力”低下の要因や、精子力アップの秘訣なども紹介されるとのこと。

男性不妊についての最新の情報が得られると思いますので、是非、ご覧ください。

■番組ホームページ

事務局

第37回 国際泌尿器科学会での発表

ポルトガルのリスボンで開催される第37回国際泌尿器科学会(SIU)で10月22日に小堀善友先生がシンポジウムで「家庭で出来る、スマホを用いた精液検査について」発表します。

Controversies in Urology | Role of Urologist vs. ICSI for an Infertile Couple
Chair: Craig Niederberger, United States
1415-1420 Introduction
Craig Niederberger, United States

1420-1440 They’ll Come to the Urologist First—Sperm Tests at Home
Yoshitomo Kobori, Japan

1440-1500 Who Needs ICSI? Where the Urologist Can Increase Sperm to IUI Range
Ohad Shoshany, Israel

1500-1520 Without the Urologist There Would Be No ICSI—The Dawn of Stimulation Protocols for Micro-TESE
Alayman Hussein, Egypt

1520-1540 Men Need Urologists—Bad Sperm Means Poor Male Health
Satur Lujan, Spain

1540-1545 Summary
Craig Niederberger, United States

第24回関東アンドロロジーカンファレンス

来る9月9日(土)に開催予定の第24回関東アンドロロジーカンファレンスにて下記の通り、当院における「男性がん患者さんの精巣精子採取術」に関しての発表が有ります。

講演:「獨協医科大学越谷病院におけるONCO-TESEの現状」
〇寺井 一隆1)、岩端 威之1)、鈴木 啓介2)、大野田 晋1)、山本 篤1)、宮田あかね1)、小堀善友2)、杉本公平1)、岡田弘1)2)
1)獨協医科大学越谷病院 リプロダクションセンター 2)獨協医科大学越谷病院 泌尿器科

■第24回関東アンドロロジーカンファレンス開催概要
日程:平成29年9月9日(土)
時間:14:00~17:40 
会場:ホテルメルパルク東京 4階「白鳥」

事務局

小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会で講演します

厚生労働省の委託事業の一環として、一般社団法人日本小児血液・がん学会による「小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会」が2017年9月23-24日に東京で、2018年2月24-25日に大阪で開催されます。

そこで、「男性患者(患児)の結婚と妊孕性」という演題で講演します。

小児がんの80%以上に治癒を期待できる時代になりましたが、治療終了後の問題については医療者の間でさえまだ十分な理解が得られていません。 そこで、小児・AYA世代(思春期・若年成人)のがんの長期フォローアップと小児から成人への移行期医療の重要性を、医師・看護師および関係職種の方々に認識していただくことを目的に開催されるものです。


◎小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会開催概要

第1回(東京会場)
開催日:2017年 9月23日(土)~24日(日)
開催場所:キャンパス・イノベーションセンター東京
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6

第2回(大阪会場)
開催日:2018年 2月24日(土)~25日(日) 
開催場所:新大阪丸ビル別館 
〒533-0033 大阪府大阪市東淀川区東中島1-18-22

一般社団法人日本小児血液・がん学会サイトはこちらから
研修会の詳細はこちらから

事務局より

男性不妊専門医の局在

2017.07.08 | お知らせ, 新知識

生殖医療専門医(泌尿器科)の数が、51人ととても少ない事は、前回のブログでお示ししました。
この事以上に、問題になっているのは、その局在です。
図を診ていただくと、一目瞭然ですが、こんなに偏っています。
専門医が1人も存在しない県どころか、地域があります。
この、偏在を解消すべく、獨協医科大学越谷病院リプロダクションセンターでは、広く研修希望医を集めて育成に努めています。

urologist_japan

AERAに取材記事が掲載されました

■AERA・7月11日号/総力特集がん最前線

AERAの7月11日号の特集記事「いま知りたいがん新常識」の中で、取材記事「がんでも出産の希望を失わない」が掲載されました。

AERA_H28.711

※記事の画像をクリックすると別ウィンドウで拡大表示されます。

*事務局

38回日本造血細胞移植学会総会の特別企画で講演します

名古屋国際会議場で開催されている、38回日本造血細胞移植学会総会(会長:宮村耕一先生 名古屋第一赤十字病院 副院長。血液内科部長)の特別企画 1
「造血細胞移植における妊孕性の検討」というプログラムののなかで、「移植前後の男性不妊に対する対応」について講演します。
男性がん患者の妊孕性の問題を、性機能障害・造精機能障害の2つの局面から解説します。さらに、獨協医科大学越谷病院リプロダクションセンターでの、精子凍結保存プログラムの実際や、今回行った血液がん患者さんの精子凍結保存の実態調査についても報告します。
造血細胞移植の必要なぐらい強力な、化学療法や放射線療法をおこなうがん患者さんの治療を担当している治療医の方々と、生殖医療担当医をつなぐ有効なプラットホーム造りについても、獨協医科大学越谷病院リプロダクションセンターでの取り組みをお話しします。
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「がん患者さんの生殖に関して」連載開始のお知らせ

2016.02.09 | お知らせ, 新知識

これからしばらくの間は、がん患者さんの生殖に関して昨日開催されました、「がんと生殖に関するシンポジウム 2016」で取り上げた話題をもとに、解説してゆきましょう。(Fig. 1)(画像をクリニックするとPDFでご覧になれます)

がん生殖シンポ2016

このシンポジウムは日本がん・生殖医療学会の活動の一環として、2012年から1回/年開催されているものです。今年のテーマは、これまで余り取り上げられることの無かった、-男性がんと生殖機能の温存を考える-としました。この中で、以下の5つのテーマにしたがって、発表が行われました。(Fig. 2)(画像をクリニックするとPDFでご覧になれます)

がん生殖シンポ2016_2

1.男性がんによる生殖機能低下のメカニズム
がん治療による性機能低下・抗がん化学療法や放射線療法による精子形成能障害の面からの解説。

2.男性がんによる性機能障害への対策
がん治療による射精障害患者さんへの対策・ARTの応用・外科的治療法についての解説。

3.男性がんによる精子形成能低下への対策
がん治療による精子形成能低下の予防法・精子凍結保存時に問題となる耐凍能・精巣組織の凍結保存の可能性についての解説。

4.精子凍結保存のネットワーク
実際に、精子凍結を行っている施設から、現状とその問題についての解説。

5. 心理支援 
がん生殖医療カウンセリングの取り組みの―男性がん患者の精神的サポートを考える―カウンセリングの現状について解説していただきます。

これからの、連載をお読みいただければ、男性がん患者さんに役に立つ情報が満載です。

お楽しみに

今晩の「ワールドビジネスサテライト」の特集で紹介される予定です

■テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」(23:00〜23:58)

今晩のテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」の特集は「年々増加する不妊症の最新治療」です。そこで獨協医科大学越谷病院のリプロダクションセンターが取材され、紹介される予定です。本日(12月18日金曜日)、午後11時からです。よろしければご覧ください。

テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」

事務局

がんと生殖に関するシンポジウム2016開催のお知らせ

■がんと生殖に関するシンポジウム2016開催のお知らせ

近年のお薬の治療(抗がん化学療法)や放射線療法や手術療法の進歩によって、がん患者さんの治癒率は飛躍的に向上しています。とくに、生殖年齢やそれ以前のがん患者さんにとって、がんそのものが治癒してからの大きな問題に、自分の子供を授かることが出来るのか?という問題があります。(難しい言い方では、妊孕性問題<ニンヨウセイモンダイ>といいます)

この問題に真正面から取り組んできた組織が、日本がん・生殖医療学会です。獨協医科大学越谷病院リプロダクションセンターでは、来年2月7日に開催される、がんと生殖に関するシンポジウム2016のお世話をすることになりました。

テーマはこれまで取り上げられてこなかった、男性がん患者にスポットライトをあてるため、『男性がんと生殖機能の温存を考える』としました。

詳細は、チラシをご覧ください(画像をクリニックするとPDFでご覧になれます)。

がん生殖シンポ2016がん生殖シンポ2016_2

多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

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