コロナウィルスに対するワクチン接種に関して、生殖年齢の男性が危惧していることは、精子形成に悪影響があるのではないかということだと思います。
ワクチン接種後に、精子濃度や精子運動率が悪くなるのでは、という危惧です。
これに対して、マイアミ大学(Ramasamy教授のグループ)から速報が、JAMAに6月17日掲載されました。

45人のボランティアにファザー社またはモデルナ社のワクチンを接種前と2回接種後75日の時点で、精液検査を行い精液量・精子濃度・総運動精子率・総運動精子数を比較しました。

その結果、全てのパラメータでワクチン後の方が高い値を示したという結果でした(Table)。
少なくとも、この両者のワクチンが精液検査結果に悪影響を及ぼす可能性は、低そうです。
精子形成への影響を恐れて、ワクチン接種をためらう必要はなさそうです

Table
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